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大陸ものの岡本喜八監督の戦争映画では、バッドエンドであっても、最後に至る迄に色々な見せ場があり、活劇的な楽しさもあったのですが、本作品は、正直申し上げて、救い様もない程、悲惨な結果に至る伏線を追う様な展開で、語弊が在るかもしれませんが、エンターテーメントとして楽しむ事は出来ません。非常に考えさせられる映画です。帝国陸軍を中心に本作は展開致しますが、本作を通じて、昭和天皇が、最期迄、沖縄ご訪問に拘られた事と、太田実海軍中将が「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と発せられた背景が、理解出来ます。また、本作を見た後は、未来永劫、本島を始めとする沖縄諸島が、再び、戦場とならない様、戦わずして勝つ為の安全保障上の準備が整う事が、願われてなりません。

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1970年には製作者も作品鑑賞する観客も、実際に兵士として戦争を体験した人を含め戦争体験者が多数いるためリアリティがある。それは今プライムで無料で見られる『戦争と人間』とも共通される感想だ。作品に嘘が描かれると観客に見破られる。仲代達也は太平洋戦争末期に学生をしていて東京で爆撃にあい子供の手を引き逃げていた時に爆弾が落ち気がついたら子供の腕だけを掴んでいた体験を語っている。戦争が人々の中で現実なものとして存在しているのだ。この映画はドキュメンタリーではない。また娯楽映画とはとても言えない。このような映画を商業ベースで作らせる時代性を感じさせる。岡本監督に出演者が丹波哲郎、仲代達也、若大将まで出ている。今の日本の現状や沖縄の現状から考えると2020年では決して作られる事はありえない作品だ。今作られる戦争の映画、戦艦大和や特攻隊の映画の中では製作者も観客も戦争が過去のものとなっている。作品の出来はなんとも言えないし、何を考えてこの作品を作ったのかは謎だが、生々しい見応えがある。戦争を体験した人たちからの遺産である

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戦争映画は、記録に残り難い戦争を疑似体験させてくれるものとして、貴重な作品です。日本で唯一地上戦に遭った沖縄は、民間人を巻き込んだ地獄絵図そのものですが、目を逸らしてはいけないと思います。首里城にあった司令部を南下させたことが被害を拡大させましたが、沖縄県知事の反対に対し、司令部も大本営からの降伏を一日でも遅らせろとの指令に逆らえなかったものと推察します。なんと言っても、旧制中学の生徒達を動員し、約半数の戦死者を出してしまったことは、言葉になりません。映画を観て、個人的には、実際に南方戦線で活躍された池部良さんに会えて嬉しかったです。日本兵10万人の犠牲に対し15万人の犠牲者を出した沖縄県民に、心から哀悼の意を捧げます。

ゴムボートに使用しています。丁度良いですよ。フロートも着いてるし:double_exclamation_mark:

つくづく「日本人には戦争映画制作が向いていない」と思う。ただこれは、逆説的に日本人が戦争そのものに向いていないということかもしれず、それはそれで肯定すべきことなのかもしれない。日本では、たとえ空砲でも本物の銃器を使用することができないし、俳優に兵士としての訓練を施すこともできない。兵器はともかく、身のこなしがかろうじて再現できた作品は『人間の条件（正しくは行にんべんの条）』までだろう。玩具の銃を使って、花火を打って、俳優も健康そのものにふくよかで、安っぽい血糊を用いて、おまけに池部良が最後まで整った髪型の陸軍士官では椅子からずり落ちるしかあるまい。唯一リアリズムがあるとすればエピソードの内容だけである。もちろんこれも後半になるほどただの羅列となり、思わず「どうした新藤兼人」と突っ込みたくなるわけだが、これまた肯定的に深読みするなら、こんな映画企画など陳腐なものにしかならない、だったらいっそエピソードだけを羅列してしまえ、という彼なりの良心の表明だったかもしれない。まあ、脚本家はそれでいいけれども、気の毒なのはむしろ岡本喜八か。東宝の組織力学のなかでは抗いようがなかったとしても。ところで＜沖縄は捨て石だった＞という、それこそ県民の、また鉄血勤皇隊をはじめとする沖縄の若者たちの真情や魂を愚弄するような言説がはびこっているが、失敗作とはいえ、この作品をあらためて刮目して観よ！と言いたい。くだらない主義を超えて「何があったか」を知るだけでも、いくらかは分断工作への洗脳を避けることができるだろう。ちなみに「捨て石」とは「わざと相手にそれを取らせる石（碁石）」のことを謂う。その本義からすれば、僕は逆に、夢想は承知の上で「沖縄は捨て石にするべきだった」と主張する。師団や旅団の投入などおこなわず、大和など特攻に出さず、神風特攻もせず、軍をすべて本土決戦のために内地へ召還し、単に一般人（県民）だけを沖縄に残しておれば・・・そして、米軍にはその旨を事前通達しておくだけの前近代的作法がもしあれば（くどいようだが夢想だよ、夢想）民間人の被害は微々たるものであったろうし、仮に被害が出ても、その加害責任はすべて米軍で終わったのである。

13フィートのカヤックで使用していますが、効きが悪いように感じます。

日本人であれば、先の大戦で沖縄に何があったのかを知らなければならない。この映画がその一助になるはずだ。後半もうひたすら、兵隊も民間人もバタバタと死んで行く。戦争被害が何故止められなかったのかが分かる。

まだ一回しか使ってないので耐久性は不明ですが、しっかりと仕事してくれました。特に不具合はなかったです。なので価格から考えるととても満足してます。