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になりますよ生々しいので気持ち悪い特に子供を売買する人間をみると殺意が沸くレベルの仕上がりですノンフィクションだが、現実世界でも似たようなことは起こっていそうな感じです色々感じたことはありますが何回見ても気持ち悪い です

辺見じゅんの原作を読んだ人がどれだけいるのだろうか。つまらんお涙頂戴映画に成り下がり、原作を冒涜している。あまりに原作の偉大さを知りえる愚作である。

すごい映画だった。是非見てみて欲しい。テーマがテーマだけに凹むけど、ここまで映画で凹むなんて初めてだ。異常な性欲を持つ人というのはなぜ存在するのだろう。異常な性欲それ自体を「変態」と罵ったところで意味はないだろう。自分は正常な性欲しか持ち合わせていないが、別に自分が努力したからそうなったわけではない。生まれつきの脳の器質だとか育った環境だとかによるのだとすれば、「運が良かった」だけなのだ。欲望の存在は仕方がないとして、理性でコントロールできないのが悪い、とも言えるが、人間の理性ってそんなに強いものなのか？彼らにとっては、好物を目の前にぶら下げられてかつ食べるのをずっと禁じられているようなものなのかもしれない。食い物なら傷つかないけど、児童買春は子どもを確実に傷つけるからやっぱり人でなしだ、と言えば、モラルがないのが問題ということになる。じゃあ「モラル」ってどこから授かるんだろう？ちゃんと教えてもらえた人はやっぱり運がよかったんじゃないのか。しかも、善悪の基準は切実さによって変化してしまうのだ。お金のある人と貧乏で餓死寸前の人では食い逃げも罪の重さが違う。異常な性欲をずっと我慢し続けて来た人間は、もしかしてとても切羽詰っていたかもしれないのだ。彼らは本当に何のために生まれてきたのだろう？スピリチュアル的説明が欲しい。催眠療法とかで治ればいいのに。そんな変態野郎の事情は事情として、児童買春の犠牲になった子どもがなんとか生きのびて大人になったなら、どうか意識を切り替えて「自分はもう狩られる立場ではない」と思って欲しい。（バトルロワイヤルで柴崎コウが言ってたね。「あたしただ、奪う方にまわりたかっただけよ」って。）それは本当に難しくて、人間全体を恨んで他人に八つ当たりしてみたり（たまに殺人まで行く人もいる）、世を儚んで命を絶ったり、ついしてしまいそうになるだろう。だけど一番の復讐は、平然と暮らすことだ。歯がゆいけれども。臓器売買の話も出てくる。自分は子どもを産んだことがないからかもしれないけど、昔から「うちの子だけかわいい」みたいな考え方は大嫌いだった。産んだら分かるのかな。なんかもう、人類は本当にクソだ。古くなった芋の腐ったところを取り除いて使おうとしたら、えぐってもえぐっても綺麗な面が出てこなくて結局捨てた、みたいな事態になるんじゃないか。いやいや、それはあんまりだから答えはこれから考えるよ。ところで、児童買春のシーンが何度も出てくる。もちろんフリをしているだけなのだけどかなりリアルで、あれを演じている子どもたちは当然、「何のフリ」なのか分かっているはずなのだ。まだ7歳〜10歳くらいなのに。胸が痛い。

本作は「男たちの大和」のメイキングドキュメンタリーである。本来はナビゲートＤＶＤとして発売されたものだが、出来るだけ本編を観た後の鑑賞をお勧めしたい。というのも、ナビゲートというよりもメイキングとしてよく出来ているからだ。呉に作られた前半分が実物大の大和のセットをはじめ、東映京都撮影所・呉分室といった風情が興味深い。出演者のインタビューも多く、この作品への想いを感じ取ることができる。撮影用の大和は６億円をかけて建造されたそうだ。それでもハリウッド大作と比較すれば大きくない予算だが、邦画では破格といっていいだろう。できればその建設過程なども収めてほしかった。不満としてはこのレベルの特典ならば、廉価版のＤＶＤ本編に入れてほしかった、ということだ。これを観ると製作背景もよくわかるので、本編が好きな人には特におススメします！

この映画はもちろん創作ドラマであろう。しかし・・・私の知人は３０年前に海外で、臓器移植手術を２０００万円支払って行った。５０００万という金額は現在の貨幣価値を考えると、妙にリアルだと感じる。当時日本では臓器移植が禁止されており、本人の命を長らえるには海外での手術は止むを得ない選択であった。幼児売買について・・・貧困が原因であるが、現在でも闇で行われているのは周知の事実である。彼らには国籍や戸籍がないので、犯罪者は如何様にでも処分できる。幼児売春について・・・その昔、児童ポルノに映し出されている子は東南アジア系の子供が多かった。日本ではその種の規制が甘く、いわゆる裏ビデオとして流通していた。人間の行き着く究極で最悪の性欲は、幼児虐待の悦楽である。売春について・・・もちろん管理売春は否定されるが、ドイツでは売春は合法化されている。かつて韓国でのキーセン・パーティーや、フィリピンのパッケージ・ツアーでは売春宿がスケジュールに組み込まれていた。未経験の日本人男性でも、買春が当然のごとく行えるシステムが管理の下であった。エイズについて・・・日本においても外国人女性が管理売春下で避妊も出来ず、エイズに感染させられている実態がＴＶや新聞で報道された事もあった。東南アジアでも、それに関係した人たちが治療も受けられず放置されている事は容易に想像がつく。この映画は先進国である日本人や西欧人の一部の人たちが、札束に物を言わせ人間をおもちゃにしている実態を描いてる。私たちが罪悪感の無いまま、人権を蹂躙しているかも知れない事に警鐘を鳴らすものだと思う。

まずは観ての感想、戦艦大和は「男の美学」のように喧伝されてきた感があるが実際には本当に悲惨な「戦場」であったということを知らされた。前半は若い兵士の友情や恋を中心に据えノスタルジックな映像でややダルに綴られるが、後半は一転壮絶・悲惨な戦闘描写となる。その映像のショッキングさは日本映画史上類をみない作りとなっています。残念なのはキャスティング、８０年代に製作された「連合艦隊」に比べると役者がいないなぁと。渡哲也はわずかしか出ていないし、大和艦長役の奥田瑛二は３０００人の将兵を束ねる威厳が全く感じられず完全なミスキャスト。その中でも意外や意外、長島一茂が光っていました。原作では大和の艦内施設や生活風景（厨房の大きさや食事メニュー、入浴、１日のスケジュールなど）が詳しく書かれていたと思いますがそれがなかったのも少し残念でした。

阪本もずいぶんと思い切った問題作を作ったものだと感心する、出演者達もかなりの覚悟をもって演じていることも間違いなく、　見る側も襟を正す必要のある作品だ、特に江口洋介は演技は相変わらずもう一皮むける必要がある状態のままだが、　主演を引き受けたことだけはどれほど賞賛しても不足はない、ただし実在の国を舞台にしてよかったのかどうか？とはしょうしょう以上に疑問だ、日本を舞台にするのは当然として、相手国は架空でもよかったのではないだろうか？ユラ公とは「まほろ駅前多田便利軒」に登場する母子家庭の親子関係の緊張に押しつぶされそうになっている小学生の名、　彼は主役二人に救助を求め無事助かるのだが、　「助けて」の声さえ出せずに日々、闇の中で暮らす子供達が実在するのは毎日報道されるニュースのとおりである。

戦争を美化しているというメッセージは無いと思いました。まあ普通の人たちの普通の物語です。戦時下の。見たこともない時代ですから、とらえ方は人さまざま、演じ方や演出も様々でよいかと。

これは原作を脚色しすぎている。原作を読むべきです。ショッキングな内容だが知るべき現実がそこにはある。初日舞台挨拶にわざわざかけつたのだが、作品の内容とシネマライズだけあってグダグダで登壇者と劇場ですれ違ったが会釈だけしかしなかった。まず原作のキャラクターが聡明で社会性と強固な意志のあるキャラクターが変更されてしまっている。原作では詳細なタイにおける児童売買春、臓器売買やそれに関わるペタンティｽﾞムに満ちていてショッキングで読むのに精力がいるが映画はそれ以上に恐ろしい。ネタバレになるがタイでのロケと予算の関係でギリギリで作ったという感じ。主演級が何人も出ているが・・・。そして何よりラスト。映画では主人公になっているバンコク在住の記者、江口洋介演じる南部が宮崎あおい演じる女性ＮＰＯ職員と強烈な決別をし、自身が救おうとしていた闇に取り込まれて自殺してしまうという強烈なメッセージ性は含んでいるがいかんせん、もっと情報量を増やして重厚な社会派サスペンスにするべきだった。せっかく妻不木聡や佐藤浩市などの豪華なキャストを使っているのに原作のキャラが出てこなくただの人間ﾄﾞﾗﾏになってしまっていてそれが残念。映画の中の音羽が罪悪感だか哀れみだか知りませんが自分をただ正当化したいだけの キャラクターではなく小説では実際に福祉センターや国会議員に資金調達や事実認識への喚起をする展開がありカットしたりして、現実への問題提起がない。これをフィクションとして送り出すにしてもただの娯楽にしてしまってはダメだ。エンディングの桑田圭祐の詩は救いだった。

本編と間違えて購入しましたがこれはこれでいいものが見れました！