シマノ　アルテグラc3000xg pe0.8 200m付き リール ファッション

レビューがよかったので観ました妻の携帯に残っていた下書きのメッセージは本心だったのか、何かのはずみで衝動的に書いて送らずにいたものなのか、そこが気になります人生には様々な選択肢がありますやっと気付いたときにはどうしようもないことも…ただ、今思うのは家族がいてくれてよかった　ということ

俳優、ソールライターの写真を思わせる映像美、そこに入り込んでくるストーリー、心を揺さぶるあのセリフ、すべて調和がとれていて感動的。何よりこれが映画というジャンルで表現されたことが本当に良かった。素晴らしい。もう一度見たいと思う数少ない作品の中でも、最も好きな作品。

不条理と言いたくなるが、いつ死んでも不思議では無いのが人生。言葉ではわかっていても、いざ愛する人、身近な人の死に直面した時、それをどう捕らえて生きて行くのか。嘆き悲しんでばかりいたら日々の生活は成り立たないし、完全に忘れるというのも違うし簡単にはできない。折り合いを付けるという表現が正しいのかも知れないが、これも難しい。でも、前を向かないと人は生きて行けない。そういう葛藤を説明的過ぎずよく表現されていると思う。この作品を劇場の大画面で観なかったのが悔やまれる。

説明はいらない。ただ観ればいい。※キャロル（ケイト・ブランシェット）の鼻に抜ける声と雰囲気が美輪明宏さんにちょっと被った。

どなたかも書いておられますが、俳優さんたちの自然な演技が、本当にすばらしいです。先生のどもりがちょっと辛かったけど。どもりの役って必要ですか？自分の幸せの尺度だけでモノ言わないでよっていうセリフ、いただかせてもらいました！私も子供居ないですが、子供産まない選択をしたことが、人生の中で一番堅実な選択だったと思っています。毒母に育てられたこととトラウマもあるので。友人が子供ができ始めた二十代のころ、私だけ日に焼けてなくて、色が白かったんですね。すると友人が、〇〇(わたしのことです)ちゃんだけ日焼けしてない、(子供と一緒に)公園に行かないからねと言われました。自分の尺度だけでモノを言うな。そして子供産んだからってえばんな。あのときの友人に言ってやりたい気持ちになりました。ラスト、いったい何をしていたんですか？私にはわかりませんでした。本木さんほんと上手。男の子も可愛かったし。女の子あんな小さいのに、すごい演技力でしたね。

やっぱり”女の子”って癒しなんですね。女性を求めるキャロルとテレーズの切迫感のようなものを思うと胸が詰まります。そしてやはり女性同士ってこういうジメっとした暗い感じになる。終わりじゃないラストのその後のふたりを想像させられけっして明るくない関係性に甘い眩暈をおこしそうです。私なりに作品のテーマや芸術性を感じて☆４つです。

嫁でいること、旦那でいることに挫折せずに飲み込んで生きていく、ごく普通に家族への愛情を持ち続ける家族との対比で癒されていく主人公の、生きていく上での言い訳が丁寧に描かれていてよかったと思います。強面から表情を崩すピストルさんのお芝居がもうちょっと自然だったらよかったなとか是枝節の影響が良くも悪くもだとか、ほろほろと細かいことも感想としてはありますが役者さんも監督さんもスタッフさんもいい仕事をしてるなぁとうらやましくなりました。それと劇中の「ちゃぷちゃぷローリー」のキャッチーなオープニングが気に入ってしまい、検索したところYoutubeにプロモーションとしてあがっていて大変うれしかったです。つい、くちづさんでしまいます。

偶然の出会いが、恋になって、愛になった。ただそれだけのシンプルな物語。世の中に溢れた「幸せ」の形を考えたならば、2人のそれは全てが当てはまるものでは無い。でもお互いにとっての最上がお互いであるならば、それが答えであり本当の意味で満たされるのだと思う。儚くて美しい映画でした。キャロルの赤い爪が素敵です。

予告編を観て気になり視聴しました。胸が締め付けられるような内容だろうと心して観ましたが、個人的には救いのある結末ではあったと思います。内容とは別に驚いたのは俳優の演技。主演の本木雅弘さん、竹原ピストルさんの対照的な表現・演出も素晴らしいのですが、特に子役の子たちに目を引かれました。これだけでも観る価値があると言えるくらい、写実的な、感情移入してしまう演技力でした。予告編、序盤の展開、所々の戦慄する演出（意図的なんでしょうか？ホッとしました（笑））も相まって身構えることもありましたが、結果的には綺麗な結末だったと思います。主人公の幸夫が成り行きで一時的に生活を共にすることとなった子どもたちと関わることで、擬似的に家族というものに触れ、己と向き合い葛藤していく姿に心を動かされました。観終わってみると少しモヤついたものは残りましたが、もしかすると主人公の心情に近いものがあるのかもしれません。とても良い邦画でした。ぜひおすすめしたい作品です。

二人の見つめ合う表情が底からあふれる哀しみをたたえていて素晴らしいと思った。